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DERIVATIVE WORK

蒼鋼のドラグーンの二次創作です。

最終話 地獄おじさん・ファーエバー

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「地獄のストレンジャー地獄おじさん!!!!!このフェンリルミステリオが――」

快哉が、野生の雄叫びが――

「討ち取ったりぃぃぃぃぃぃ!」

世界を震わせる。

原初の喜びがミステリオを打ち震わせる。

だが――その瞬間だった。

「はああああぁあぁぁ!!」

ズドオォォォォン!!

地獄おじさんが不死鳥の如く舞い上がった!!

「なにいいいいぃぃぃ!」

驚愕するミステリオ。

驚愕の視線の先には不死鳥の如く天高舞い上がるおじさん!

「ば、馬鹿なあああああぁぁ!!!」

やったはずだ殺したはずだ確かに地獄におとしたはずだ。なのにどうしてありえない。

グルグルと壊乱する思考。暴力的な理不尽にドメスティックが止まらない。

「わかるまい!!野生に生きる貴様には!!人が持つ理性の光が!!」

ギラギラ光る瞳で天から見おろす地獄おじさんの雄叫びが響く。

「き、貴様ぁぁなぜ生きてるぅぅぅ!死んだはずだ!今のでしんだはずだぁあああぁっ!?」

「あぁ、死んださ。しかしこの私が突き刺さった地面はメイルがのぐそをした場所。ならば――」

地獄おじさんが穏やかに笑う。

「私に祝福をもたらすのは自明の理であろう?」

――メイルの野グソなのだから。

「クソッタレエエエエエエエエェェェェェ!!」

ズガアアアアァァン!!

瞬間、地が爆砕した。
否、ミステリオが飛翔したのだ。

ミステリオは理解した。
確かに地獄おじさんは一度倒れた。だが甦った。
ミステリオが地獄おじさんの墓標と定めた野グソポイントは、地獄おじさんに力を与えたのだ。

「インテリィィィィ!!」

――甦る地獄おじさん。

「クソッタレがあああぁぁ」

怒るミステリオ。

「ならば何度でも地獄に送り返してくれるらあぁぁぁぁ」

進撃するミステリオが狂乱と共に進撃する

それを迎え討つは――

「――ギブロス流学術」

本気の地獄おじさん!

「はああああああ!!」

「しねえええぇぇぇぇ!!」
ズガアアアアアアアアアア!!!
衝撃がはしる!!

「なにっ!?」
ミステリオが息を飲む。

(押し負けてる……だと!?)

「このミステリオが!フェンリルがぁっ!?」

馬鹿な!こんなのありえない!
野生だぞ!フェンリルだぞ!!
押し負けるなどありえない!!!

「なぜ押し負けているか、教えてやろう。最強のフェンリルよ」

「!?」

ミステリオは息を飲んだ。地獄おじさんの目だ。
その目は恐ろしく澄んでいた。
は千年を生きた賢者の如く叡智を湛えていた。

(これが……インテリ……!?)

その叡智に屈服しそうになり、ミステリオは停止する。

「――おじさんだからだ」

「なにっ!?」

「フェンリルといえどおじさん!すなわち!」

地獄おじさんがミステリオをつかんだ。それはあの超必殺の体勢だ!!

「私に殺せないおじさんはいないからだああぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「クソッタレエエエェェェェェ!!!」

「キエエエエエエエエエエエエエ!!」「

飛翔するおじさん。

地獄おじさんが天をつきやぶらんばかりに飛び上がった。

「終わりだ!」

地獄おじさんがたける。

「野ぐその礼だ!みよ!」

――ついにでる。

「おじさんのパンデモニウムを!!」

――おじさんパンデモニウムが。

「なにいいいいいいい!!」

――おじさん殺し。

数多のおじさんを血祭りにあげた伝説の技。

「――ギブロス流学術」

紡がれるおじさん殺しのパラダイム。

おじさんパンデモニウム。
暗黒四天王、ネトラレ・リザード。ビッグマラー、アナライズアナル、ゴールデンボール。
数多のおじさんの血を吸った地獄おじさんの超必殺技が――でる!!

「インテリイイイイイイイイイイィィィィ!!!」

ズオオオオオオオオオオオオオオオォォォォ!!

天から地に堕ちる!
凄まじい速度!

それは落下を超え墜落を超え隕石の飛来となる!!!

「ウオオオオオオオオオオォォォ!!!」

「クソッタレエエエエエエェェェ!!」

猛りあう野生とインテリの巨星。

だがこのおじさん大一番。

これを制したのは――

「インテリイイイイイイイイイイイイイ!」

人類の叡智――インテリの巨頭。

「地獄おじさん――パンテモニウムウウウウウウウウウウウウウウ!!!」

――地獄おじさん。

ズガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!

爆発するフェンリル・ミステリオ!!

超新星爆発の如く衝撃がメイルの野ぐそごと、庭を爆砕した。

「野ぐそよ!さらば!!」

爆散する野ぐそ。それを見ておじさんは一瞬微笑んだ。

「ば、ばかな……このフェンリルが負けるなんて」

ガクリ、と倒れるミステリオ。

「私の強さは間違った強さだ。だが……たしかな強さなのぉぉそれが――」

それこそが――

「おじさんパンデモニウムだ!!」



地獄おじさん 完



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